【さてぃーの本棚】ゆっくり、いそげ

 

ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~

ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~

  • 作者:影山知明
  • 発売日: 2015/03/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

皆さま、こんばんは!

 


大坂なおみさん、KOHHから日本語を学んでいた【インタビュー】

 

 

卍やりたくないことやってる暇はねぇ卍

 

 

 

卍ゆっくり本なんか読んでる暇もねぇ卍

 

 

 

いつも全力で走り続ける皆さま

 

お疲れ様です☕️

 

今回は、本のおいしいところを凝縮しました!

本の中にある役に立ちそうな内容や、ここは絶対おさえた方がいい!というポイントをランキング形式でお伝えしたいと思います〜

  

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JR中央線・乗降客数最下位の西国分寺駅――
そこで全国1位のカフェ(クルミドコーヒー)をつくった影山さんが挑戦する、「理想と現実」を両立させる経済の形。

 

位  ギブから始める

職場の人間関係、ついつい「利用し合う」関係になってはいませんか?

「こいつとは付き合っておこう」いずれ仕事で力になってもらいそういだから。いつか役立ちそうだから。

 

大切なのは「お互い様」の関係を築くこと!

 

まず、相手のことを心から理解し、ギブ(Give)する。

するとその行為は受け取った相手に対して、

「いいものを贈ってくれてありがとう。受け取ったもの以上のものをお返しないとな」

という感情を高めていく。

 

 

位  仕事に人をつけるか、人に仕事をつけるか

 

「あなたはこの仕事をいかして、どんなことを表現してみたいですか?」

 

クルミドコーヒーの採用面接で必ず聞かれる質問。

作り手の気配が感じられるようなモノゴトで満ちたお店にしたい!という影山さんの思いが表れている。

誰か特定の人に合わせて仕事が生まれ、その人を失うとその仕事自体が失われる。

 

   

位  話すより聞くこと、違いを楽しむこと

場作りにおけるコツ!ぜひ意識してみほしい。

 

クルミドコーヒーでは、週1で哲学的なテーマについて議論する、「クルミドの朝モヤ」という対話の会が行われている。

「成功ってなに?」「こどもと大人の境界線はどこにあるの?」などテーマは様々だが、決まって会の最初に2つのお願いをしているらしい。

 

「話すより聞くこと」 「違いを楽しむこと」

 

なぜかというと、

この場は、誰の意見が正しいかについて結論を出す場ではなく、

互いが互いの意見に耳を傾けることで、それぞれがそれぞれに新しい気付きを得ることを趣旨とした場

なのだと伝える為だ。

 

自分の意見を通すのではなく、場に一つの視点を提供する、それは、場にいる他の参加者の思考を刺激する。そして「聞く」ことでそれらの思考は場に引き出される。

 

やり取りの中、自分と異なる見解が提示されれば、「ああこういう見方もあるか」と、自分の認識を広げるチャンスと捉える。参加者は場と対話し、自分自身とも対話する。

 

 こんな風に多様性を受け入れられる世界が広まればいいな。

 

ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~

ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~

  • 作者:影山知明
  • 発売日: 2015/03/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)