正月に帰ったら、実家がゴミ屋敷になってた話。

 

✔️地方出身でお母さんと遠距離で暮らしている

✔️帰省できるのは盆と正月だけ

✔️最近、ほとんど連絡がつかない

 

という、そこのアナタの為に私の実体験が役立ちますように!

 

私のおばあちゃんは長野県在住の90歳。12年前に夫を亡くし、今は独身息子(叔父)と愛猫3匹と暮らしている。

 

一年前くらいまでは、こんな↓メールがよく送られてきてた。

f:id:sachi-tokunaga:20200405184952j:plain

チャーちゃんとは猫ですw

 

しかし、昨年末、パタリとメールが来なくなった。

 

家に電話をかけてもつながらない。

ついには一切の連絡が取れなくなった。

同居している叔父も、もともと返信が遅い人ではあるが一向に返信が来ない。

 

ということで、

安否確認の為、私一人で早めの正月帰省をすることにした。

 

すると、いつもの景色が一変していた。

f:id:sachi-tokunaga:20200405121009j:plain

(右下)捨てられずに溜まっているゴミたち

f:id:sachi-tokunaga:20200405130720j:plain

居間へ進む道を阻む猫たちのエサ

f:id:sachi-tokunaga:20200405123923j:plain

半年間そのままのカレンダー


いざ居間へ進むと、いつもの場所におばあちゃんがいた。

 

f:id:sachi-tokunaga:20200406213853j:plain

厳しい寒さに晒され、冷えきった足を何とかコタツに入れようとしている。左手に持つのはパン。

 

長野県の12月の平均気温は2.1℃

暖房も入ってない部屋は尋常じゃない寒さだ。

 

周りを見てもズボンは見当たらないし、

長い間、オムツ一枚でいたのかもしれない、と悟る。

 

 

f:id:sachi-tokunaga:20200405124100j:plain

ゴミ山と化したお勝手(台所)

f:id:sachi-tokunaga:20200405123931j:plain

今にもハエが集りそうな洗い場

f:id:sachi-tokunaga:20200405124216j:plain

お風呂場

f:id:sachi-tokunaga:20200405124000j:plain

トイレ

 

このたった半年で、どこもかしこも人の手が及ばない、ゴミ屋敷予備軍になってしまっていた。

猫のおしっこの臭いが容赦なく鼻をつく。

 

何より、

 

 

 

おばあちゃんが歩けなくなっていた。

 

 

 

寒さで足が動かない。

着替えができない。

お風呂に入れない。

トイレまでたどり着けない。

髭も伸びっぱなし。

洗濯機が回せない。

ゴミ捨てができない。

 

 

家のこと、おばあちゃんのこと、、色々と悟った結果、

「 こりゃああああ、問題山積みだあああああ、ぴえん\(^○^)/ 」

って感じだった。

 

どうにかしないといけない。

 

とりあえず、

まず最初にやったことは、この2つだ。

 

 1. 自治地域包括支援センターに電話する

 2. ゴミ回収業者に依頼する

 

 

 1. 自治体の地域包括支援センターに電話する

  

まず、介護認定を受けたかった。

 

電話した結果、その為には、

・介護認定員による要介護度の調査

・主治医の意見書

 が必要だということが分かった。

 

恐らくここ2,3年は医者にかかってないであろうおばあちゃん。(病院に連れてかないと汗)

 

でも、そんなことより驚いたのは!

地域包括支援センターの電話口の方が、本当に親身に話を聞いてくれたこと!!!

 

「介護支援専門員&社会福祉士のF澤さん」という方で、それ以降窓口となって全部対応してくれた。(本当に全部泣)

 

<その後の対応>

f:id:sachi-tokunaga:20200405233854p:plain

 

 お分かりいただけただろうか・・・

 

一週間もしないうちに、全部の事が進んでいる。

 

その上、時期が時期。

(ほとんどの介護施設がお休みで、受け入れてくれる事業所はほとんどない)

(仕事の為1/3には東京に戻らなきゃいけなかった)

 

 

そんな事情もある中、

 

地域包括支援センターのF澤さん、本当に手取り足取り対応していただいた。

 

感謝。感動。。神様。。。。

 

 

 

 2. ゴミ回収業者に依頼する

 

おばあちゃんの外泊中、猫屋敷と化したこの家を取り戻す為、業者の力を借りました!

【 BEFORE 】

f:id:sachi-tokunaga:20200406231642j:plain

【 AFTER 】

f:id:sachi-tokunaga:20200405124246j:plain

f:id:sachi-tokunaga:20200405124012j:plain

色々元に戻した後

【 途中経過 】

f:id:sachi-tokunaga:20200405130742p:plain

ゴミ袋にゴミをつめているとき

〜お勝手〜

【 BEFORE 】

f:id:sachi-tokunaga:20200405124100j:plain

 【 AFTER 】

f:id:sachi-tokunaga:20200405124240j:plain

 

ゴミというゴミは、何でも持っていってくれた。

石油ストーブ、扇風機、鍋、などなど。

 

そんなこんなで、何とか、

必要最低限の生活環境を取り戻すことができました!

 

(ちなみに、ゴミ袋約20袋+その他で、¥55,000 かかりました。)

 


 

 

以上!まとめると、

もし、次の帰省でこのような状況にぶち当たったら、ぶち当たりそうだったら、

まずはこの2つをオススメします!

 1. 自治地域包括支援センターに電話する

 2. ゴミ回収業者に依頼する

 

 

(他にもやっておいた方がいいこと)

★介護認定について★

帰省する前に介護認定調査のアポを取っておく

・保険証や診察券がどこにあるか確認しておく

・来客用のスリッパを用意しておく

 

★掃除について★

・業者に頼む場合は事前に見積もりしてもらうこと

・作業中、セーターは着ない(ほこりめっちゃつく!)

・ゴム手袋必須!

・ゴミ袋を大量に持っていく

・こたつに食べかすが付いてもいいように、ビニールのこたつカバーを設置する!

 

 

 

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

やっぱり、本当に「環境」って大事。

おばあちゃん世代になると、特に。

 

もし自分がおばあちゃんになったら?

どういう人に囲まれて、どんな場所で暮らしたい??

sachi-tokunaga.hatenablog.com

 

こんな風にも思っています。

 

読んでいただき、ありがとうございます。